鮮やかな明るいパープルガーネット色、ラズベリーやザクロ、プルーンの香
り、柔らかいアタックに高めの酸、ジューシーで中程度のタンニンが程よく丸い味わいとなっています。
23年は乾燥したスタートで開花期は雨の多い年でした。砂・ローム・石灰土壌で育つツ
ヴァイゲルトを全房で4日間マセラシオンカルボニック後プレス、ステンレスタンクで
発酵、古樽で熟成しました。
オーストリア・ブルゲンランド
ビオロジック
品種 ツヴァイゲルト100%
赤 ミディアム
ヴァイングート・ベックはゴルス村にある家族経営のワイナリーです。
ブルゲンラント地方の北方、ノイジードラーゼ湖の北岸にあります。
伝統的にこのあたりは小さな農家が点在・混在しており全ての農家がワインをつくっています。
元々は色々な農業を兼業していたベック家でしたが、1975年、マ ティアス・ベックは父から仕事を引き継いだ時にワイン造りのみにフォーカス。
5haから始まり、現在は15haまで畑は広がっております。
2001 年、娘のユーディトがフランス、イタリア、チリでのワイン研修を終えて帰国したのを機に醸造責任者を彼女に任せます。
2007年に彼女は完全に父からワイン造りの全てを引き継ぎ、畑をビオディナミ農法へ転換させていきます。
ビオディナミに転換以後、他者から見ても明らかにユーディトが畑と向き合う時間は極端に増え、畑との結びつきはどんどん深くなっていきました。