すっごく美味しいブルゴーニュ シャルドネです。
高級白ワインのムルソ-のプルミエ・クリュのレ・ペリエ-ル・ドゥスとレ・ジュネヴリエ-ル・ドゥスに囲まれる最高の畑からとれるぶどうを使って仕込んだ逸品。
それがこのショーム・デ・ペリエール。本来ムルソーの村名クラスでしたが、レイモンの祖父ジャンが、ブドウを植えるには表土が浅すぎるとして、INAOの許可を得て土を足したところ、他のムルソーの生産者からの抗議が殺到。ACムルソーからACブルゴーニュに格下げされてしまったという特異な経緯を持ちます。
しかし最上の畑に囲まれたテロワールは申し分なし!
オークの香りが心地よく溶け込んだ柔らかな果実。丸さ、透明感、全体のバランスが素晴らしく、「最高のブルゴーニュ・ブラン」
レモンの砂糖煮や洋ナシ、黄桃を思わせる優しい香りに、樽由来のスモーキーさ。ブドウの熟度を感じさせるとろりとした舌触りだが、しっかりとした酸を備えあくまで透明感を損なわない美しさがある。クリアだが様々な要素が詰まった複雑な味わいで、余韻に伸びがある。丸さ、透明感、全体のバランスが素晴らしく、下手なムルソーよりもよほどムルソーらしい、偉大なワインである。
フランス ブルゴーニュ
品種:シャルドネ100%
熟成:バリックで発酵、17ヶ月(新樽15〜20%)熟成
白 辛口
1979年、ブルゴーニュに代々続くドメーヌの5代目に生まれたレイモンは、幼い頃より父や祖父の傍らでワイン造りに携わってきた生粋のヴィニュロン。ボーヌの醸造学校で学んだ彼は卒業後、各地でワインの修行を積むことを考えていたが、19歳の時に父ミシェルが大きな事故に遭い、ドメーヌは存続も危ぶまれる状態に陥ってしまった。そのため、修行に出ることよりも、父のドメーヌに参加することを決意。幸いにもその後ミシェルがワイン造りを続けられ るほど回復したため、21歳でエノロゴの資格を取得し、2001年に自らの名を冠したドメーヌを設立。