赤系・黒系果実と木のニュアンスが素晴らしい調和を見せており、濡れた下草、時間とともにカシスのヒントも感じられる。
リッチで力強く、密度の濃さを感じる大らかなフレーバーを持つ一方で、滑らかでクリーミーな質感を持ち合わせている。フィニッシュには完熟したタンニンと果実の甘みが長い余韻となって続いていく。
長期熟成のポテンシャルが非常に高いワイン。
北寄りの最上部に位置する0.69 haの東向きの2区画。樹齢は平均60年。
フランス ブルゴーニュ地方
ブドウ品種 ピノ・ノワール(100%)
バリック16ヶ月(新樽50%)熟成
赤
ユドロ・ノエラはクロ・ド・ヴージョ、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン(RSV)、マルコンソール、スショ、ボーモンなど泣く子も黙る珠玉の畑の数々を所有していることで有名だが、これらの畑はかつてブルゴーニュ屈指のドメーヌとして君臨し、最盛期にはかのアンリ・ジャイエとも比較されるほどの実力を持っていたと言われるシャルル・ノエラが所有していたもので、1978年にアラン・ユドロがシャルルの畑を1/4を引き継ぐことになったという背景がある。その後、その他の1/4はJJコンフュロンへ、残る1/2はルロワへと売却されたため、ユドロ・ノエラの持つ畑は彼らの区画と隣接しているということも見逃せない。