様々な黒系果実、スミレ、ラベンダー、スパイス、メンソール、コーヒーなどが複雑に混ざり合う豪華なアロマ。
濃密ではち切れんばかりのボリュームを持ち、口の奥深くまで甘味が広がる。絶妙に溶け込んだオーク、ジューシーなブラックチェリー、ブラックラズベリーがミネラルと層を成し、壮麗なフィニッシュは上質なタンニンによって支えられている。
30年超は優に進化し続ける偉大なグランクリュ。
両側をDRCに囲まれたわずか0.29 haの東向きの区画。樹齢は平均60年。
フランス ブルゴーニュ地方
ブドウ品種 ピノ・ノワール(100%)
バリック16ヶ月(新樽50%)熟成
赤
ユドロ・ノエラはクロ・ド・ヴージョ、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン(RSV)、マルコンソール、スショ、ボーモンなど泣く子も黙る珠玉の畑の数々を所有していることで有名だが、これらの畑はかつてブルゴーニュ屈指のドメーヌとして君臨し、最盛期にはかのアンリ・ジャイエとも比較されるほどの実力を持っていたと言われるシャルル・ノエラが所有していたもので、1978年にアラン・ユドロがシャルルの畑を1/4を引き継ぐことになったという背景がある。その後、その他の1/4はJJコンフュロンへ、残る1/2はルロワへと売却されたため、ユドロ・ノエラの持つ畑は彼らの区画と隣接しているということも見逃せない。