シャンボール・ミュジニーの南端、ヴォーヌ・ロマネとの境に位置する区画。畑名は"Val d'Or"(ヴァル・ドー、小さな金色の谷)に由来しており、エシェゾー、グラン・エシェゾー、クロ・ド・ヴージョなど素晴らしいグラン・クリュが位置する扇状地に面しています。
ラズベリーや野イチゴ、プラムなどの果実香に、バラやスパイス、土のニュアンスが折り重なります。口当たりは透明感のある柔らかなミディアムボディ。ジューシーな果実味とサテンのようにキメ細やかなタンニン、フレッシュな酸が美しく調和します。フィニッシュには、塩味を帯びた豊富なミネラルが感じられ、引き締まった印象。シャンボール・ミュジニーのエレガンスが存分に引き出された1本です。
産地 Bourgogne
ブドウ品種 ピノ・ノワール100%
赤
ブルゴーニュの名家グロファミリーの中でもひときわ異彩を放つのがドメーヌ アンヌ・グロだ。
フランソワ・グロ氏の一人娘である1966年生まれのアンヌ氏は、1988年に父フランソワ氏のドメーヌを引き継ぐことになります。
ブドウ畑とワインへの情熱に導かれた若いアンヌ氏は、ぶどう栽培学とワイン醸造学を学ぶことになったのです。
才能、感受性そして専門性を伴った彼女は多くのワイン愛好家から支持されるようになります。
固定観念や先入観にとらわれず、自由を追求する醸造家です。
’’女性’’醸造家でありながら、3人の’’母の顔’’をも持つアンヌ。
2015年からは長女ジュリーが本格的に醸造に参画、続いて2018年には息子ポールも加わり、アンヌの築き上げたドメーヌのさらなる躍進が楽しみです。